台風シーズン前にしておきたい、住まいの点検と備え

2026.07.24

台風シーズン前にしておきたい、住まいの点検と備え

「毎年、台風が近づくたびに家のどこかが気になる」「令和2年の豪雨のときは、本当に怖かった」──熊本で暮らしていると、この時期にそんな気持ちになる方も多いのではないでしょうか。
備えたい気持ちはあっても、何から手を付ければいいか分からず、そのまま台風の日を迎えてしまう。そんな声もよく聞きます。台風シーズンの入口にあたるこの時期に、住まいの点検と備えをひととおり済ませておくと、いざというときの不安がずいぶん違ってくるものです。この記事では、家の外まわり・生活まわり・ハザードと避難の3つの視点で、いま確認しておきたいことをまとめます。
   

屋根・雨樋・外まわりの点検、台風前にひととおり見ておきたい場所

台風が通ったあとに「屋根瓦がずれていた」「雨樋が外れていた」と気づくケースは、少なくありません。暴風でまず影響を受けるのが、ふだん目が届きにくい家の外まわり。事前にひととおり見ておくだけで、被害の芽を減らせることも多いです。

◎屋根:瓦のずれや割れ、棟板金の浮き、雨押えの傷み
◎雨樋:詰まり、外れ、たわみ
◎外壁:ひび、コーキングの劣化
◎窓・雨戸・シャッター:ガラスの傷やヒビ、レールのスムーズさ
◎ベランダ・庭:飛ばされそうなもの(プランター、洗濯物竿、物置の中身)を片付ける

屋根はプロに見てもらうのが安心です。地上から双眼鏡で瓦のずれや棟の浮きが確認できるようなら、業者に早めに相談してください。梯子で自分で登るのは、平時でも滑落のリスクがあります。

停電と断水に備える、家の中の準備

「停電が予想より長く続いて、スマホの充電が切れそうになって焦った」──そんな経験がある方もいらっしゃるかもしれません。熊本地震のときには、県内で最大47万戸を超える停電が発生し、断水も約42万戸に及びました。地震と台風は災害の種類こそ違うものの、ライフラインが止まったときの備えは、そのまま台風対策としても活きます。暴風雨のさなかは家の中でしばらく過ごすことになるので、備えを分散させておくと動きやすくなります。

家の中で確認しておきたいのは、次のあたり。

◎停電対策:懐中電灯、モバイルバッテリー、携帯ラジオ、乾電池のストック
◎熱源:カセットコンロと予備のガスボンベ
◎飲料水:1人1日3リットルを3日分が目安
◎生活用水:お風呂に水を張っておく
◎冷蔵庫:中身をひととおり整理して、開ける回数を減らせるようにしておく
◎情報の窓口:スマホの防災アプリ、気象庁の情報、テレビ・ラジオの受信環境

家族の連絡手段も確認しておきたいところ。停電するとWi-Fiが止まり、キャッシュレス決済も使えなくなります。少額の現金と、家族のあいだで集合場所を決めておくと、いざというとき慌てにくいです。

ハザードと避難の道筋、ふだんから頭に入れておきたい

「避難したほうがいいのか、家にいたほうが安全なのか、判断が難しい」──熊本の水害を経験された方や身近で見聞きした方から、こうした声を聞きます。強風だけでなく、豪雨による浸水や土砂災害のリスクも意識しておきたい地域ですから、強い台風が接近する前に、避難の選択肢を頭に入れておくと動きやすくなります。

まずは、お住まいの市町村のハザードマップを一度見ておきましょう。浸水想定区域、土砂災害警戒区域、避難所の位置を確認するだけでも、いざというときの判断が早くなります。

熊本県では、大雨や台風に備えて「マイタイムライン」という防災行動計画を家族ごとに作る取り組みを進めています。台風の接近から避難までにやることを時系列で書き出しておくもので、県のホームページから作成できます。一度作っておくと、いざというときの動きがはっきりします。
くまもとマイタイムライン

避難のタイミングは、警報が出てからでは遅いこともあります。特に高齢のご家族がいる場合、早めの避難を検討しておきたいところ。車で移動するなら、高台への経路も事前に確認しておくと安心です。
在宅避難という選択もあります。家の2階以上に上がって水がひくのを待つ「垂直避難」は、熊本の水害でも有効な手段の一つ。ただし、家自体が安全な立地にあることが前提です。ハザードマップで自宅の位置を確認したうえで、状況に応じて判断できるようにしておきます。



まとめ

台風シーズン前の準備は、大きくこの3段階にまとめられます。

◎家の外まわりを点検して、被害の芽を減らす
◎停電・断水への備えをそろえる
◎ハザードマップと避難の選択肢を頭に入れておく

一度に全部やろうとせず、週末に1つずつでも十分です。台風の前に不安を減らしておけば、当日は落ち着いて過ごせます。
また、大雨や台風で雨漏れした場合、建物が傷まないよう急ぎ修理が必要です。どこから雨漏れしているか、原因調査をご希望の方はロハウスまでお気軽にご連絡ください。

◎雨漏れなどのご相談→ご相談はこちらから


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